「AI・データの利用に関する契約ガイドライン(案)」に対するパブコメの意見募集は2018年5月26日で終了し、確定版が公表されました。
本ガイドラインは、AI編、データ編から構成されています。
AI編は、AIの技術解説から、基本的な考え方を紹介した上、学習済みモデルの開発契約、AI技術の利用契約の論点を解説し、モデル条項を説明した上で、最後に、ユースケースへのあてはめを紹介しています。
データ編は、従前の議論を整理した上で、基本的な考え方を紹介し、3つの契約類型(①データ提供型、②データ創出型、③データ共用型(プラットフォーム型))について解説、モデル条項を説明したうえで、最後に、ユースケースへのあてはめを紹介しています。
トータルで350ページを超えるドキュメントですが、事業分野を問わず、AI・データに関与する場合は、目を通しておくべき内容ですので、是非ご参照ください。
同ガイドラインはその後もアップデートが行われたほか、契約が公表されています。
・「AI・データの利用に関する契約ガイドライン1.1版」(経済産業省 2019年12月公表)
・「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」に関する「データ共用型(プラットフォーム型)契約モデル規約に関する作業部会有志報告書」(経済産業省 2020年3月公表)
・「スタートアップとの事業連携及びスタートアップへの出資に関する指針」(経済産業省・特許庁 2022年3月公表)